2.プチフリバスター Ver3β配布開始【OS管理外メモリの概略・都市伝説】

0
    OS管理外メモリ 設定

     OS管理外メモリについて、少し余計(?)な事を述べよう。
    今回の開発に当たり都市伝説的な事柄も散見した。RAMディスクの「ERAM」これを改造してOS管理外領域を制御できるようにした「ERAM改」そして同様の中華製ソフト「Gavotte Ramdisk」の活用のヒントにもなるだろう。
    OS管理外メモリ TIPS

     OS管理外領域を活用するためのチェックリストがこれだ。
    ざっとこれだけ、押さえるポイントがある。たぶん、過去5年くらいのマシンを購入した人はメモリを4GB積んでいる事だけ確認すれば問題ないと思われる。そして、機種が古くなるに従い、OS管理外メモリが使えなくなる可能性が高まる。。。

     くどいようでも、道なりに一つづつ、説明しよう。

    1.4GB以上のメモリを積んでいること
     これは、現実的には4GBみったり積んでいると思えば良いだろう。メモリ構成は、だいたい、次のようなものだ。

    2GB + 2GB =4GB 構成

     これが一般的だと思う(当年2010年の常識という意味だが)。
    そして、少し旧いマシン、あるいは自作マニアの場合、手持ち部品での組み立てがあり、次のパターンが出てくる。

    OS管理外メモリ メモリあれこれ

     これは3GBパターン。。。この場合はOS管理外メモリは存在しない。実装したメモリは全部、ムダなく使用できるので問題ない。

     もちろん、これの4枚刺しも同様だ。

    OS管理外めもり

     普通はメモリを2GBか3GBを積み、OS管理外メモリのないマシン。あるいは、メモリを4GB積みOS管理外メモリが約0.7GBあるかいずれかとなる。

     もちろん、本来ならば、512MBのメモリとかあるが極端に旧いか希少なパターンだと思われる。。。メモリは同じ容量でもメーカを同じに揃えた方が良い。できるだけ同じ容量のもので揃えた方が良いと言われる。これは所謂相性問題と呼ばれるものだ。悪く言えば、都市伝説である。真面目に捉えるならば、機材の互換性維持の上で、毛並みの異なるものを混在させると互換性維持の危険性が増えるということになる。

    6GB ど変態構成

     そして、、、常識的には考えにくいが、、、コアな℃変態構成もあると思われる。。。4GBぴったしではなく、5GBとか6GBとかの構成だ。この場合素直にWindows7-64ビットを実装するべきかと思う。
     VISTA-64ビットはいかんせんOSが不安定なので推奨しない。

     ただし、、、WindowsXP-32ビットにおいて、この変態構成は以外にありそうな気がする。。。使用不可を承知でOS管理外領域を広く取り、「ERAM改」や「Gavotte Ramdisk」を入れて高速化しているケースだ。

     仕事で互換性の高さからXP-32ビットを使い、高速化を追求しているうちに、このような構成に行き着いた人はウルトラユーザの中に居そうな気がする。
    ※このような方は是非ラボに連絡をください。このような構成で上手にPFBを使う方法を案内できると思います。

     さて、一般的には4GBメモリ搭載モデルのがOS管理外メモリの条件と思えば良い。


    2.CPUが1995年以降モデルであること
     歳月の流れは残酷である(笑)。PAE(物理アドレス拡張)を最初に実装したPentinumPro(P6)が初出荷し10年経過した。
    おそらく、余程旧い機種、特殊なCPUを搭載したモデルでない限りは問題ないだろう。。。(汗)。

     まず対応するCPUの要点をまとめる。

    ■AMD社のCPUの場合は、1999年発売のAthronシリーズからPAEに対応している。

    ■インテル社のCPUの場合は、PentinumPro(P6)以降から大丈夫である。注意が必要なのはCelron系の場合旧い場合は要注意だ。

     さらに、Ver3はPAE機能の有無の自動識別機能を備えている。もしPAEがないCPUならば次のメッセージを出す。

    PAEのチェック

     Ver3ははOS管理外メモリのチェックするにあたりまずCPU_IDを調べPAEに対応しているかを判定する。NOだった場合は上のメッセージボックスを出す。

     このCPU_ID(CPUの認識票というべきもの。CPUのサポートする拡張機能を確認できる)をPFBはテストする。

     ただし、問題もある。CPU_IDはインテル制定で、AMDなど他のメーカだと対応が任意であるということだ。
    Pentinum, Pentinum II, Pentinum III,Pentinum 4,Pentinum D,Core2,COre i7,K6 (1997〜1998),K6-2 (1998〜2000),Athlon (K7)(1999〜2004),Athlon MP/XP (2001〜2004),Athlon64 (2003〜2008),Athlon64 X2 (2005〜),Phenom (2007〜),Phenom II (2008〜), CPU 系譜 系図 PAE 対応

     従い、重点的にAMDの説明をする。
    AMDにおいては、K6はPAE未対応。K6-2からグレイゾーンだった。海外のサイトではK-2はPAE対応という情報を散見したが厳密には不明。

     事実上、PAEへの対応はAthlon(旧名称K7)からと思って良い。
    Ver3はAMDの場合はAthlon以降のCPUかを調べている。

     もしβテストで、Athlon(旧名称K7)以降のCPUでPAE未対応のメッセージが出る時はレポートを望む。ラボでは初代Athlonでテストをし確認しているのだが、いかんせん、CPU_IDがインテルのものなのでAMDでは不安がある。

            ***

     99.99%あり得ないと思うが、もし、トランスメタ社のクルーソーCPUを使っているユーザ、、、消費電力を売りにしたこのCPUで4GBメモリを載せている事はないはずだが、、、この場合はOS管理外メモリは諦めて欲しい。ノートPCはメインメモリ最大2GBが多いのでないと思うが・・・

    3.BIOS/マザーボードがPAE対応であること

     これが実はうちのようなソフトハウスには検証が辛い。
    PCがPAEに対応していなければどうしようもない。BIOSはマザーボード付属の専用ソフトと思っていただきたい。

    これについは、

    ■64ビットOS対応のマザーボード&機種

     が目安になるだろう。厳密には64ビット対応とPAEの対応は異なるようだ。x64仕様のCPUはフルフルに32ビットオーバーのアドレス空間を持つ。対しPAEの仕様はアドレス空間は32ビットオーバーだが、トータルで4GBのメモリを操作できるとある。微妙にセコイのがPAEだ。

     これについては、

    ■ マニュアル、仕様書、メーカのサイトを確認する。
    ■ 最新のBIOSに更新する。

     をお願いするしかない。

    3+α.BIOS設定の謎

     ネットで調べると、PAEを使用するにあたり、次の情報が飛び交っている。

    ■ 「Memory Hole Remapping 」, 「Memory Remap Feature 」という設定がある場合はEnableにすること。

     「Memory Hole Remapping 」, 「Memory Remap Feature 」はどちらも同じ意味を示す。BIOSを開発するメーカは現在、アワードとAMIの二社が主要だ。BIOSメーカ毎の方言であり、どちらも同じ意味の事を示す。

     Memory Hole Remapping(Memory Remap Feature)とは、ある特定のメモリ箇所を部分的に他の番地に再配置することを意味する。

    ■ネット上ではこの設定のないマシンではPAEは使えない。4GBを越えたメモリは使用できないと大量の情報が溢れている。

    ■ラボでFoxConn G31マザーボードでは、この設定は
    ”Memory Hole At 15M-16M”として存在している。Enable(有効)、Disabled(無効)どちらでも問題なく動作した。

     G31マザーボードのBIOSはAword製であり、ここで意味を調べるとDOS/V互換機は 15M-16M(番地?)にディスク制御のメモリがある。このメモリを他の箇所に再配置を有効にする設定だという。

    Memory Hole remapping
    [クリックで拡大]

     15M-16Mは15メガバイト目〜16メガバイト目ということだろう。。。Windows3.1(!)の時代。普及していたインテルのCPUのi80386SXは物理的に参照できるメモリ空間が最大16Mバイトだった。つまり、利用できる16MBの最後の1Mバイトをディスク管理に利用したということだと思われる。

     ラボで検査したG31および後日紹介するGigaByte P35ではMemory Holeの設定は悪影響を与えなかった。

     しかし、日本だけではなく世界中のサイトでOS管理外メモリの活用にあたりMemory Hole Remapping(Memory Remap Feature)を有効を推奨している事を述べておく。

    Memory Hole remapping
    [クリックで拡大]

     Memory Hoke remappingを字句どおり解釈するとこのような機能だ。DOS/V互換機のメモリ上に存在する穴(ホール)の位置をズらす機能が本質と追われる。。。

     ここで、OS管理外メモリの概念図を再度上げる。

    OS管理外メモリ DOS/V 構造
    [クリックで拡大]

     このように、存在する巨大な、3.3〜4GBの予約領域がありポッカリ穴が空いている。そこに重なっているメモリは利用できないわけだ。

    PAE OS管理外メモリ
    [クリックで拡大]

     それをこのように位置をずらし、使えるようにする。
    なるほど、Memory Hole remappingそのものと言える。

     これまでPAE(物理メモリ拡張)の機能で実現していると述べてきた。

     ネットでの情報を整理すると、Memory Hole remappingを有効にするとBIOSがPAEの機能に明示的に対応する。というより、BIOSがPAEを活用しメモリの位置を移動すると言いかえられそうである。


     おそらくラボで検証したマシンは全てここ3年以内の購入モデルなので有効でも無効でも問題が起きていないだと思われる。

    BIOSによっては、Memory Hole remappingが無効の時、BIOSそのものがPAEに対応していないのではないかと思われる。

     さて、設定のある機種では安全をとり、有効を推奨する。

    4.32ビットOSであること、PAEの使用が有効になっていること

     32ビットOSであることは言わずもがな。
    64ビットOSでは、OS管理外メモリはそもそも存在しないので本機能を使う必要はない。PCに実装した全メモリはOS管理下にあるからだ。

     ゆえに、32ビットであることが重要になるわけだ。

            ***

     そしてPAEの使用が有効になっている事はWindows2000ユーザのみ問題となり、他のユーザは例外を除き問題ない。

    ■XP,VISTA,Windows7は工場出荷状態でPAEは有効である。
    ・XPはSP2からPAEは有効が初期状態である。
    ・VISTAも7も最初から有効が初期状態である。

    ■Windows2000(SP4)は初期状態でPAEがOFFである。

     従い、通常はWindows2000(SP4)のユーザだけ/PAEを明示的にONにする必要がある。

    boot.ini /PAE 設定 OS管理外領域

     Windows2000, XPではPAEの有効無効はシステムディスクの直下にあるboot.iniファイルで行う。このファイルはシステムファイルであり通常は隠れファイルで表示しないようになっている。

     ファイルエクスプローラのツール->フォルダオプション->表示から表示を有効にすれば見えるようになる。

    /PAE /NOPAE OS管理外メモリ boot.ini
    [クリックで拡大]

     notepadで開いた所。ここに、/PAEという文字を半角英数字で入れれば良い。

           ***
             ***

     念のために、XP,VISTA,Windows7で初期設定が変えられていることを場合を述べておく。

    PAE 設定 調査
    [クリックで拡大]

     Ver3は、OSの設定を確認しPAEがOFFの場合はこのようにメッセージを出すので判る。現時点で対処方法はVer3のマニュアルに記載している。自動で、PAEを有効にすることも可能なのだが、、、Windows2000を除きめったないだろうこと。自動でPAEを有効にする場合、それはそれで問題がありそうであるから今は手動変更にしている。

    ■例外対処その1:XPの場合
     Windows2000と対処は同じだ。boot.iniでPAEを禁止する"/NOPAE"という文言があるはずだ。これを削除すれば良い。XPは標準でPAEが有効なので、これを削るだけで良い。

    ■例外対処その2:VISTA, Windows7の場合
     VISTAからセキュリティ云々と五月蝿くなり、互換性が崩れている。単純にMSの設計ミスなんだが、、、このあたりLinuxはroot(Administratorに相当)で単純、強力なセキュリティを提供している。。。

     VISTAはDOS窓(ゲゲゲのゲ)から操作するBCDEdit(ブート・コンフィギュア・ディスクリプションの略だと記憶・・・ブート構成設定子エディタとでも訳すべきか)というソフトを使い変更する。

     DOS窓経由でとてもではないがやってられないので、Ver3(というよりVer2というべきだが)BcdEditGUIという支援ソフトを用意している。ワンタッチで設定できる。

    BCDEdit GUI PAE

     PFBにはこのような支援ソフトがオマケで付いている。BcdEditGUIは単体でも無料配布している。是非利用してもらいたい。

    BCDEDIT GUI

     起動するとPAEの設定があるので引っかかる場合はこれが強制無効になっているはずだ。これを強制有効にすれば良いだろう。通常はここはデフォルトになっているはずだ。デフォでPAEは有効である。

     以前、某メーカのOS管理外メモリを使用するRAMディスクの使用版を評価で導入したことがある。そしたら、何故か?PAEがOFFに勝手にされてしまったトラウマがある。。。メモリ管理外を使うソフトを入れたら、PAEがOFFになり随分とクビを捻った覚えがある。

     理由は良く判らないのだが、PAEをOFFにするとCPUの速度が速くなるというメリットがある。そのメーカはパソコンの速度がRAMディスクの導入で速くなったと思わせたかったのではないかと見ているのだが、やはり、クビを傾げている。。。

     おかげで、設定がかわり、PC全体の挙動が変化して酷い目にあった覚えがある。こういう設定は所有者の知らない間に変更するのは良くない事だと思う。

             ***
               ***

     今回は読み物として退屈だったかもしれないが、OS管理外メモリとはこのような複雑骨折の上で成立しているものだという事をアナウンスしておく。

    Windows 高速化 プチフリバスター
    --->
    プチフリバスター製品紹介ページ

    この記事のトラックバックURL
    トラックバック

    SSDの高速化ツール Eee PC SDHC HDD 化 フリーウェア プチフリ 退治 解決 根絶に、現象測定ツール USB/SDHCカードブートにより簡単バックアップ フリーウェア USBメモリ、CFなどの不良検出ソフト FeliCa で ログオン フリーウェア USBウィルス対策ソフト フリーウェア 無限乱数式暗号フリーウェア USB ブート 簡単メモリチェック

    TEST1

    USB ブート 簡単メモリチェック

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    • PBTM v0.1・起動USBによるEee PC・ネットブックのお手軽バックアップシステムを作る
      USBブート拡散部
    • WindowsXPの自動デフラグ機能について
       
    • ASUS Eee PC 701 SD-X日本語版の分解・オーバービューその2
      小林
    • 工人舎PM PM1WX16SA レビュー カスタマイズ 高速化
      meme
    • ★暗号化 Eee Storage/YoStoreの120%活用法
    • ★暗号化 Eee Storage/YoStoreの120%活用法
      ひろちゃん
    • f2dによるEee PC 901・4G-XのCドライブにSDHCを連結して容量を増大させる拡張 Part3.
      nick
    • f2dによるEee PC 901・4G-XのCドライブにSDHCを連結して容量を増大させる拡張 Part3.
      NAO
    • PBTM v0.1・起動USBによるEee PC・ネットブックのお手軽バックアップシステムを作る
      KyonKyon
    • PBTM v0.1・起動USBによるEee PC・ネットブックのお手軽バックアップシステムを作る
      kouichi

    recent trackback

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM