PAK2の速度劣化ベンチマークテスト

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    JUGEMテーマ:コンピュータ
     

     今回は、PAK2による速度性能を測定する。
    セキュリティソフト(アンチウィルスソフト)を入れれば当然速度は遅くなる。
    それはそうだ。ウィルス検出という余計な事をすれば確実に遅くなる。
     PAKは簡単強力なヒューリスティックスキャンとCPUの標準機能DEP(NXBitとも言う)を使い速度劣化ゼロを目指している。
     [枕]
     PAK2配布の発端は、プチフリバスターの購入者から、速度が出ないというクレームが来た。色々とやり取りをしていて、セキュリティソフトが臭いとなり、使ってい るセキュリティソフトを外したら途端に速くなったという。PAK2はこのような経緯から開発した。もちろん、PAK2は、プチフリバスターとの併用を前提 に開発している。相性は良い。

    Windows 高速化 プチフリバスター
    ---> プチフリバスターかんたん紹介ページ
    ---> プチフリバスター技術詳細ページ

    今回はPAK2導入におけるPCの速度劣化をベンチマークテストする。
     今回はCrystalMark2003R2とHDDBenchという2つのベンチマークソフトを使い評価を行った。事前に述べておくけど、同じベンチソフトでもテストする毎に10%くらいの誤差があるようだ。10%未満は測定誤差であること了承願いたい

    --->「PAK2」公式サイト
    --->「PAK2マニュアル」ダウンロード
    --->「PAK2」ダウンロードサイト

    1.ASUS Eee PC S101Hをテスト機材として採用

    ASUS S101H HDDモデル 正面図
    [クリックで拡大]

    ■液晶ディスプレイは1024×600ドット表示対応
    ■CPUはAtom N270(1.6GHz)
    ■メモリは1Gバイト
    ■160GバイトHDD
    ■Windows XP SP3

    2.CrystalMark 2003R2によるベンチマーク

    2.1.ディスクの保護指定のベンチマーク
     PAK2にはディスクの保護と、DEPの2つの機能がある。まず、ディスクの保護を見る。
    PAK2には次の画面で設定する。今回はCドライブにチェックを入れて測定した。テストしたS101Hは内蔵ディスク1台構成のネットブックだ。

    pak2_2.png
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     このPAKの設定で、CrystalMark2003R2にて測定を行った。次が結果だ。

    PAK2 ベンチマーク CrystalMark 2003R2
    [クリックで拡大]

     左の画像がPAK2導入前。右が導入後だ。
     PAK2のヒューリスティックスキャンによるディスクの保護のみONにしている。DEPは指定していない。

     ディスク保護はディスクアクセスをチェックする従い、速度劣化はディスクアクセス関連ということになる。図中、赤い箇所が該当する。数値は高い方が性能が良い事を示す。テスト結果、実際には速度が速くなっている
    これを真に受けてはいけない。たぶん誤差だろう
    PAKには高速化機能はないからだ。

     茶色で示したところ。【GDI】が10%速度劣化している。。。はて。。。
    Graphics Device Interface(Graphical Device Interface)つまり、Windowsのグラフィック制御エンジンだ。たぶん、誤差だろう。。。もし、誤差でないとすれば、【GDI】はディスクアクセスと何らかの関係にあるという事になる。もしあるとすれば、膨大なメモリを扱うGDIは仮想記憶(HDDの容量をメモリに架空のメモリとして扱う技術)くらいだ。
    後述するが、やはり誤差だろう。。。

    2.2.DEPをフルタイム有効にした時のベンチマーク
     次にDEPの機能を見てみる。PAK2では次の画面で設定する。DEPはCPUが備えるNXBitというアンチウィルス機能を制御する機能だ。

    pak2_9.png
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     DEPはWindows導入時は【OptIn】になっている。【OptIn】とは、WindowsのシステムプログラムだけDEPをONにしますよとうモードだ。ここでは【AllwaysOn】つまり、常時ONにする。

    PAK2 DEP ベンチマーク テスト CrystakMark 2003R2 NXBit 速度劣化 測定
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     流石に全画面ショットを出すのは見づらい。要所抜粋で示す。
    DEPは、CPUの管理するメモリにNXBitを付加するものだ。従い、メモリ操作するベンチマークが影響を受ける。ということで、CrystalMarkで言えば、ALU(算術計算ユニット・・・転じてCPU内部の論理演算を示すと思われる)
    ※一般的にはALUはArithmetic and Logic Unitの略で演算装置の意味。

    CPUの演算はメモリの読み書きして行う。従いDEPの影響を最も受けるはずなのである。
    読み書きするメモリにNXBitのチェックが追加されると予想するわけだ。

    ベンチの結果、ALUは逆に速くなっている。。。たぶん、誤差だろう。。。

     【MEM】これはメモリーの略と断定する。メモリの読み書き速度である。
    この計測では0.2%程度の劣化となる。誤差で測定できない範疇に収まっている。
     【GDI】が10%速度劣化している。。。

    2.3.ディスク保護とDEPをフルタイム有効にした時のベンチマーク

    PAK2 ベンチマーク CrystalMark 2003R2 DEP NXbit ヒューリスティックスキャン 速度劣化
    [クリックで拡大]

     さて、PAK2全部入りの評価がこれだ。

    結局、総合結果は劣化せず、高速化している。きっと誤差だろう
    FPUはテストの間中上がっていたり下がっていたりしているう。きっと誤差だろう
     ※FPU(Floating Point number processing Unit、浮動小数点演算装置)要は、
      小数点付きの計算のこと。ここでは小数点付き計算速度を示す。
    メモリは一貫して0.2%前後の劣化。ただし誤差のうち。
     HDDは、トータルで速くなったり遅くなったり。きっと誤差だろう

     以上、CrystalMark2003R2では、測定上の速度劣化は見れなかった。あえて速度劣化を考慮するならば不思議なのだがGDIが影響を受けている。PAK2を導入する前のベンチマークを複数回取り、平均を取る必要があると判断する。

     以上より、GDIを除き速度劣化を観測できなかった。


    3.HDBenchによるベンチマーク
     次にHDDBenchによる計測を行う。
     最初はざっくり比較を載せよう。

    3.1.ディスクの保護指定のベンチマーク
    PAK2 ヒューリスティックスキャン HDDBench ベンチマーク
    [クリックで拡大]

     測定は誤差との戦いとなってきたようである。。。もう、ラチがあかない。
    詳細説明は3.3節にて行う。

    3.2.DEPをフルタイム有効にした時のベンチマーク
    PAK2 DEP NXBit HDDBench ベンチマーク
    [クリックで拡大]

     これも同様。DEPとディスク保護を一括設定してのベンチで各数値を説明する。
    次節で行う。


    3.3.ディスク保護とDEPをフルタイム有効にした時のベンチマーク
    PAK2 DEP NXBit ヒューリスティックスキャン HDDBench ベンチマーク
    [クリックで拡大]

     さて、あまり速度劣化がないというのは判るが今ひとつ、判りにくいと思う。表現を一ひねりしてみよう。前章のCrystalMark2003R2では誤差が問題であると判ったはずだ。切り口を変えて説明しよう。

    3.3.1.ALL(総合スコア)の説明
     少々手間だが、2回計測する。その結果を各項目毎に比較しよう。判りやすくするため、スコアの良い順にそれぞれ並べる。

    PAK2 DEP NXBit ヒューリスティックスキャン HDDBench ベンチマーク
     PAK2を導入する前に2回測定した。そして、導入後に2回測定した。
     PAK2導入後の方が高速化しているのは誤差だろう
     もし、、、誤差でないとすれば、DEPのせいではないかと思われる。
    普通の人にはピンとこないだろうが、CPUの世界ではこういう事がある。例えば16ビットCPUで8ビットの数値を扱うと逆に遅くなるという現象が見られる。16ビットの数値の方が速いのだ。。。理由は、CPU内部(前出のALUが担当する)は16ビットで計算している。そして、未使用の上位8ビットをわざわざ使わないようにするため、余分な処理が発生し遅くなる事がある。

     もし、仮説を述べるならば、このS101Hが搭載しているATOMチップは、NXBitを使用を前提に設計しており、NXBitの使用を止める事に余計な処理が掛かっているとからだ。と説明できる。。。

     しかしまあ、、、常識的には測定誤差のうちだろう

    3.3.2.CPUの説明
     これはCrystalMark2003R2のALUの測定に当たる。

    PAK2 DEP NXBit ヒューリスティックスキャン HDDBench ベンチマーク

     これはCrystalMark2003R2のALUの測定に当たる。
     【Integer】は、総じて、PAK2導入前が高速。
     【Float】は逆に、PAK2を入れた方が高速。
     しかしまあ、、、常識的には測定誤差のうちだろう

     【Integer】とは整数型のこと。CPUの通常の計算モードだ。
     小学生低学年までで行う足し算引き算、掛け算割り算の事。

        1 ÷ 2 =0 余り1

     このスタイルの計算をのこと。0.2×3.14という小数点付き計算をしない。
    整数だけの計算の事を示す。

               ***

     【Float】は浮動小数点型計算の事。Float(浮き)のこと。小数点がついていることから、コンピュータの開発者は釣りの浮きを連想してこう名称している。
     おっと、、、一般人には浮動小数点型計算とは宇宙人用語ですね。。。はい(汗)。
    小数点付きの計算はコンピュータではもの凄く困難だ。。。

     32ビットでも13桁程度の範囲の計算しかできない。これだと、色々と不便なので、こういう風に表現する事にした。


     この形式だと、小数点を表現できる。
    円周率3.14をこの形式で表すと314×1/100となる。1/100は10の-2
    乗で表す。

     さて、ここまでは前振り。。。これをどうも、コンピュータ開発者は次のようにイメージしたらしいのだ。


    浮動小数点計算 演算 考え方

     上のWikipediaから参照した図はコンピュータ内部のイメージ。これは、読み流して欲しい。

     下の図がぞうなのだが、指数部が示す値を水面に浮いている浮き(フロート)に連想したようである。

     以来、指数による数値表現をFloat型、意訳して浮動小数点型としている。









    3.3.3.メモリ(ゲジゲジIC)の説明
     これは素直にメモリの連続リード、連続ライト、連続リードライトだろう。


    PAK2 DEP NXBit ヒューリスティックスキャン HDDBench ベンチマーク

     メモリのリード、ライトは共にPAK2導入前の方が気持ち高速。リード&ライトは逆にPAK2導入後の方が気持ち高速。
     しかしまあ、、、常識的には測定誤差のうちだろう


    3.3.4.グラフィックの説明
     CrystalMark2003R2におけるGDIに当たると見て良いだろう。

    PAK2 DEP NXBit ヒューリスティックスキャン HDDBench ベンチマーク

     流石に不毛なのでまとめて図にする。測定結果は誤差の範囲であった。


    3.3.5.ディスクアクセスの説明
     本来ディスクはPAK2のディスク保護の影響を真っ先に影響を受ける。
     個別に表示すべきだが、(面白くないという理由もあり)一括で図にする。
    PAK2導入前後それぞれ2回測定した。

    PAK2 DEP NXBit ヒューリスティックスキャン HDDBench ベンチマーク

    4.総括
     見てきたとおり、2つのベンチマークソフトの使用結果、速度劣化は誤差の範囲でしか観測できなかった。

     ネットブックなどCPUパワーに制限のある方、PAK2を上手に使用して欲しい。
    広く無料配布している。

      --->「PAK2」公式サイト
      --->「PAK2マニュアル」ダウンロード
      --->
    「PAK2」ダウンロードサイト

     おっと、PAK2は、プチフリバスターとの併用を前提に開発している。相性は良い。


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    ---> プチフリバスター技術詳細ページ


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