MSI WindPad110 ★6.電源ユニットの自作・あるいは「旅立ちセット」

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110Wの電源プラグは4mm×1.7mmだ。
今回、4mm×1.7mm用のオスメスコネクタを入手したので仕様をもう少し突っ込んで調べる。

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このような治具を作る。
110W純正の電源を”受け”て110Wに差し込むプラグだ。

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実際に110Wに接続する。
こうすることにより間にテスター(測定器)を差し込める。

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電圧を測った。予想通り12Vである。
次に電流を測る。

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電流は変動するのだが概ね0.68A(アンペア)だ。
電源を測定する時に気をつけないといけないのは、電子機器は時間タイミングにより消費電力が大きく変わるということである。
110Wの場合は、内蔵バッテリがフルチャージの状態と、充電中の2つの状態があると考える。当然充電中は消費電力は多い。110Wのバッテリをある程度空にして明示的に充電するようにする。

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再度測定する。予想通り1.366Aと電流が増える。
以上より情報は揃った。
項目 | SPEC | 備考 |
コネクタ | 4mm×1.7mm ※長さ11mmで注意 | センタープラス |
電圧 | 12V | |
電流 | 0.684〜1.366A |
以上より電源は最低でも16W以上必要と言う事が判る。余裕をみて1.5Aとして12V×1.5A=18W以上となる。
110Wの純正が筐体を見ると12V,1.5Aと記載している。純正は18Wを採用している。18W以上ならば問題ないと判断する。
余裕を考えると12V,2Aの24W以上が安心と言える。

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手持ちの秋月通商購入の12V2Aの電源を使うことにする。
これはセンタープラスの標準プラグ(外径5mm×内径2.1mm)だ。
これを110Wに接続するためにはプラグを変換する必要がある。

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仙石電商で変換プラグを販売している(@180円)。これを使用する。

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商品コードのアップだ。ネットで同じ製品を購入できるだろう。
この変換アダプタを接続すれば問題ないと思ったのだが・・・甘かった。実際に接続しても動作しなかった。具体的には110Wが電源を認識しなかった。
何故だろうか・・・DCプラグを110Wに刺した時に、アタリがなかった事を思い出す。ノギスでプラグの長さを測る。
項目 |
長さ |
備考 |
純正 | 11mm | |
WK-J2 | 10mm |
変換アダプタWK-J2は僅かに寸が足りない事が判った。

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変換アダプタWK-J2のメタルの根元のビニルを約1mm削る事にした。
図はその時のものだ。メタルの根元のビニルを輪切りして寸を延ばす。
この処置の結果、問題なく110Wの第二電源として動作した。
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- 2011.08.09 Tuesday
- EeePC UMPC 比較・ベンチマーク
- 16:11
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- by kyonkyon84