Windows8 導入 Tips ∀. モダンGUIはメトロかレトロか?

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    JUGEMテーマ:コンピュータ
    http://item.rakuten.co.jp/twinland/1384261?s-id=top_normal_browsehist#1384261

     Windows8のモダンUIをどう評価するか。ネット上でかまびしい。概ね筆者はモダンUIを否定的だ。その理由をUIの歴史で説明してみよう。

     上の画像は1980〜1995年代隆盛を極めてワープロ専用機の画面だ。画像は楽天の中古販売用のものを拝借した。

    http://item.rakuten.co.jp/twinland/1384261?s-id=top_normal_browsehist#1384261
    X.まず結論
     東芝ルポの画面を見ていただければ一目瞭然と思う。MSの主張するモダンUIとは、実際にはレトロなのだ。
     古い古いマウスの普及していない時代のマシンのUIにタッチパネルとマウスを付けたもの。それがメトロなのである。
    考えてみればスマホの画面は面積で言えば東芝ルボよりもっともっと貧弱なのである。メトロが目指しているのはレトロとは言えそうだ。

    1.前史マイコン時代
    Windows8 導入 Tips ∀. モダンGUIはメトロかレトロか?
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    ■アルテア8800
     これが世界初の個人向けコンピュータである。
     1974年12月にアメリカの MITS (Micro Instrumentation and Telemetry Systems) が開発し、一般消費者向けに販売開始した。

     画像を拡大して良く見て欲しい。UIはLEDランプとトグルスイッチだけである。もちろんキーボードはない。

     2進法でランプの点灯とスイッチのON・OFFで操作した。

    ■TK80
    Windows8 導入 Tips ∀. モダンGUIはメトロかレトロか?  TK80
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     日本では遅れて1976年にNECより「TK80」という同種のものが発売された。「TK80」はマイクロコンピューター(マイコン)システム開発のためのトレーニングキットという位置づけだ。企業向けではなく一般コンシューマに向けて売りだされたトレーニングキットというあたりを深読みして欲しい。

     開発者は来るパソコン時代を睨みヒットを確信しながらも上司を説得するために【トレーニングキット】という言い訳をして市場投入したのではないだろうか?・・・最近、似たような話がデジカメでありましたね。。。

     さて、LEDが8の字型に切り替わっている所、キーボードがテンキーであることにに傾注。

     Altairが2進法で入出力していたのだが、こちらは16進法になっている。
     これらのUIはLEDランプとトグルスイッチあるいはボタンスイッチである。

    1.1.パソコンの黎明

    ■Apple I

     1976年7月、666ドル66セントという価格で発売開始。
    画像を見て判るとおり、半完成キットである。TK80の延長線上にあるのだが、惜しい。筺体とキーボードが付いていれば史上初のパソコンを冠した機体だ。

    ■Apple II
     1977年発売開始の後述するコモドール「PET 2001」と史上初のパソコン杯争奪戦を繰り広げている機種だ。どちらも1977年度生まれである。
     モニタは付いていない。家庭用TVを接続するスタイルだ。


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    ■コモドール PET 2001



    1977年にコモドール社が世に出した間違いなく史上初のオールインワンPC。パソコンとしてはApple IIが先のようである。ただフルセットパソコンとしてはこちらが史上初となる。


    2.スクロール時代(1977〜1995)
     パソコンのUIは一般的にはApple II, コモドールPET2001が開始点だ。キーボードとモニタ(TVで代替する場合もあり)を使う。

     この時代の実機はラボに実在しない。ネットで拝借せざろうえない画像と手作りのみなし画像で容赦願いたい。


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     この時代のUIはこういうものだった。
    この画像はDOS窓のスクリーンショットを加工したものだ。
    現代のDOS窓はひとつのWindowsの中にいる。ブラウン管がまるまるこういう表示だと思えば良い。

     この時代は、エンジンは作ったのだが、載せる車体がない。とりあえずリアカーに載せてみようという時代であった。

     画面は上へ上へとスクロールして流れ消えていく。
    巻物形式と言っても良いだろうか。

     この時代のUIは、あってなきがごとし儚いものであった。


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     これは当時、大ヒットしたMIFESというエディタのスクリーンショット。画像は次の物を拝借して加工している。
    http://news.mynavi.jp/news/2003/01/28/25.html

     これはどちらかというと当時のUIの中でも先進(?)、後期(?)の爛熟期のものだということだ。

    ■2つの文書を上下二段に別け、CUIベースでマルチWindowを実現している。
    ■ポップアップメニューを実装しており、CUIベースでGUIとだいたい同じアイディアを実装している。

     特にマルチウィンドウが重要なコンセプトだ。
    同時に複数の文書を開き、相互にコピペして作業するというフローがこの時に完成している。

    http://item.rakuten.co.jp/twinland/1384261?s-id=top_normal_browsehist#1384261

     この時代はまた、このスタイルのメニューソフトの全盛期でもあった。図はワープロ専用機ルポのものだが当時普及していたパソコンは起動するとこういう画面が出るようにするソフトが数多く出回っていた。

     当時はキーボードから実行したいプログラム名を入力して起動していた。プログラムの名前を打つより、事前にこういうボタン(アイコン)にして登録しておき、上下カーソルで選択すれば良い。楽なのである。

     アイコンという概念は、画面に配置するボタン形状デザインというのが適切な表現だろう。iconという命名はそう悪くないのだが、実際には仮身(あるいはショートカット)、実体は別にいる。実体をキックするボタンであると考えると不要な誤解をユーザに与えているところがある。

    3.GUI時代(1983〜)

    ■Apple LISA 1983年

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     史上初のGUI搭載のパソコンだ。
     厳密には原型となったパロアルト研究所の研究成果が(Xerox社)の1981年にXerox Star(ゼロックス・スター)として発売している。Xerox Starは業務用ワークステーション。ワークステーションをどう訳して良いか悩む。単純に作業用コンピュータ、業務用コンピュータあるいは日本では業務用のオフコンだろうか?

     個人用途という前提を付けて史上初のGUI機という冠を提示できる。

     ここから私たちはGUIを使えるようになったと思えば良いだろう。


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    ■画像は次から拝借。Lisaを中古販売しているようである。
    http://www.digibarn.com/collections/software/lisa/index.html

     Lisaの画面。当時メモリが高く、カラーはコスト的に無理だった。および、窓のWindowsは基本、「紙」ペーバーを模しており白黒という概念があったようだ。

     ちなみにデスクトップというのは「机の上」という意味。
    パソコンのモニタを「デスクトップ」としてみなし、そこにアイコン化した書類を置くというメタファーだ。

     フォルダを開くという操作はまさに事務用品の書類をまとめて入れている「書類入れを開ける」から来ているのだろう。

     ファイル操作(コピーとか)を便利に行うためにマルチWindowがいかに便利であるか理解できるだろう。
     マルチWindowの出来ないCUIから、マルチWindowの出来るGUIへの移行の歴史でもある。


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     同じくdigibarn.comの画像。現代のWindowsとほとんど同じ操作性が判るはずだ。Windows95を覚えている人はこれをカラー化したのが95かと膝を叩くと思う。

    ∀.現代
     タッチパネルPCという個人携帯に特化した市場がある。モバイル利用なのでマウスを使いにくい。一番合理的な入力はタッチパネルとされている市場だ。

     携帯電話という市場がある。やはり個人携帯に特化した市場である。タッチパネルよりもっと小型が特徴で画面が極端に小さいのが特徴だ。携帯電話の入力は物理的ボタンかタッチパネルしかない。なおかつ画面が小さいためマルチWindowの表示は不可能である。


     CUIの時代、エディタなど複数の文書を扱いたいソフトはマルチWindowがシフトしていた。Windowsというより画面分割という表現が適切だろう。

     マウスとキーボードを備えたPCでメトロUIを使うという事は、1977年代、スクロール時代への逆行というのが筆者の見解だ。


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