Crucial M500 SSD 120GB レビュー、徹底解析

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    Crucial M500 SSD 120GB レビュー 分解
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     Marvellのコントローラを実装した期待のSSD、Crucial M500 120GBを入手した。
    これで
    Marvell、サンドフォース、東芝、サムスンの4社のコントローラを採用した現行最新世代が揃い踏みした(サムスンは内製コントローラを採用)。


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    1.分解とオーバービュー

    Crucial M500 SSD 120GB レビュー パッケージ
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     パッケージの画像。


    Crucial M500 SSD 120GB レビュー パッケージ開封
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     開封状態。7mm厚の本体と2mmの下駄が入っている。
    これ以外付属品はない。保証書はパッケージが兼用しているので注意。

    Crucial M500 SSD 120GB レビュー 分解
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    Crucial M500 SSD 120GB レビュー 分解
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     基盤をひっくり返した所。
     左側がNANDフラッシュ。右側のICはMarvellのコントローラのようだ。
    コントローラは(物凄く薄く、デジカメでもうまく取れないほどうっすら)Mの頭文字の印刷が見える。


    Crucial M500 SSD 120GB レビュー 分解
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     これはなんだろう?・・・コンデンサがずらりと並んでいるのが判る。
    米粒のような部品はコンデンサと思う。これはたぶん、補助電源だと思う。
    SSDはプチフリ防止用に大容量メモリを実装している。当然停電に弱い。急の電源切断に対して何らかの処置があると推察する。これがそうではないかと思う。




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     うっすらと【9187】と見れる。Marvell9187コントローラと思われる。



    2.ベンチマークテスト
     では速度を計る。まず最初はフォーマットをかけた後のスコアを計る。
    テストはデータドライブとしてPCに接続し行った。Windowsの入ったシステムディスクとしては検証していない。バックグラウンドでのOSの処理がない分だけ動きが軽くなることに注意のこと。

    ■ベンチを取った機材。
    SSDクルーシャル M500 120GB
     CPU  インテル Core i3 3220
    メモリ
    32GB
     マザーボード  ASUSP8H77-V
     OS  Windows7 HP
     備考 データドライブGとしてマウント
    プチフリバスターをかける時は4GBのメモリを指定。



    ■CrystalDiskMark3によるベンチマーク
    Crucial M500 SSD 120GB レビュー、徹底解析 CrystalDiskMark3 ベンチマーク スコア 速度
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     一般的な現行最新世代の性能だ。
    筆者はCrystalDiskMarkを使用する時、最近は1回の通しテストしかしていない。
    理由はこのソフトは繰り返しテストをする場合、一番良いスコアを表示するように作っている。つまり複数回を指定するほどスコアは均質になり、向上する。今回は均質なデータを撮りたかったのでこうした。過去取った他社のSSDは1回通しが多いので比較する時はそこを注意して欲しい。

     「スコアの10%は誤差のうち」これをキモに命じて記事を読んで欲しい。

    ■CrystalDiskMark3によるベンチマーク
     最近使い始めたのだがAS SSDが案外使える。当初はベンチマークソフトを新しく自作しないといけないと思っていたのだがAS SSDが筆者の不満を埋めてくれるので助かる。
    このベンチマークソフトは普通にスコアを出してくれる。普通に助かる。

    Crucial M500 SSD 120GB レビュー、徹底解析 AS SSD ベンチマーク スコア 速度
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     AS SSDのこのテストはCrystalDiskMarkと同じコンセプトのテストを行う。
    AS SSDはあと2つの主要なベンチマーク機能を持つ。
    ゼロFill詐欺の計測機能がある。SSDのコントローラにはSSDへの書き込みにデータ圧縮を売りにしているものがある。NANDフラッシュへの書き込みが圧縮されて1/10になれば速度は10倍速くなる。こういう設計思想なんだと思う。

     そうなるとデータ圧縮で小さくなるデータとそうでない場合、差が出る。AS SSDは圧縮率が変化した時のスコアを取る機能がある。

    Crucial M500 SSD 120GB レビュー、徹底解析 AS SSD ベンチマーク スコア 速度
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     まず標準状態でスコアを取る。
     各圧縮率毎の速度をグラフ表示する。綺麗に揃った線を描く。このSSDは特別なデータ圧縮をしていないのだと思う。そのためデータの内容がどうであれ同じスコアをたたき出していると思われる。

    Crucial M500 SSD 120GB レビュー、徹底解析 AS SSD ベンチマーク スコア 速度
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     これはプチフリバスターのメカニズムをONにしてのスコア。
    プチフリバスターが大容量のキャッシュメモリにより底上げしているのが判る。


    ■XYZSSDTESTによるベンチマーク
     これは個人的には応援しているベンチマークテストである。
    ただし、このプログラムはグラフは所要時間をグラフ化している。つまり、グラフは低いほど高速を示す。そこを注意してみて欲しい。
    http://homepage3.nifty.com/x--y--z/XYZSSDTest/XYZSSDTest.htm

    【標準構成でのテスト】
    XYZSSDTESTを使ってのテスト
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    【プチフリバスターを入れてのテスト】
    XYZSSDTESTを使ってのテスト
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     XYZSSDのテスト結果が一番実際の運用に近いのではないか思っている。


    3.プチフリ、あるいはダメージテスト

     どんなSSDも使っているうちに必ず遅くなる。必ずである。
    SSDがプチフリ現象を100%克服したとしてもNTFSフォーマットである限りは絶対に速度劣化現象が現れると思った方が良いだろう。
     ラボではSSD、べつにHDDでも良いが、理論上、ありえないほど最悪の状況を作り出すソフトを作った。純度100%の最悪のコンディションを作るソフト、それが「スペースデデフラグ」。SSDの内部構造をミジン切りにする。極限化にSSDを追い詰める。

    スペースデデフラグ

    本ページへの公式URL---> http://spacededefrag.dnki.co.jp/

     これにM500を掛ける。

     
    スペースデデフラグを掛けると各種操作が劇的に遅くなる。従いパーテーションを次ように割りケースバイケースでテストをする。

    スペースデデフラグ プチフリテスト

     5GBのパーテーションは、初期化状態、ミジン切り状態、ミジン切り状態にしたとの最適化検証用、の3つの用途に使う。最後の残り全部は一般的なテストに使う。
    スペースでデフラグを掛ける時、ここでは空き領域は10%になるように設定しようした。


    Crucial M500 SSD 120GB レビュー、徹底解析 プチフリの発生率
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     最初の図は初期状態でのベンチマーク。これをスペースデデフラグでドライブ内をミジン切りにすると右側のようになる。CrystalDiskMarkでは最新世代の速度劣化はリードに現れる。
    これを「MyDefragブースター」を使い最適化すると再び元に戻る。「スペースデデフラグ」でSSDがこのように速度劣化する事が判る。そして、これを最適化すると再び元のスペックに戻る。今回は「MyDefragブースター」のプレミア版が持っているレベル4のデフラグ(最適化)をかけた。




     式名称は「SSD対応MyDefragブースター」である。フリーウェアの定番デフラグ「MyDefrag」のミドルウェアとして作成した。無料配布しているので上手に利用して欲しい。
     http://ssdbooster.dnki.co.jp/


     次にプチフリバスターを入れた状態での変化を見る。

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     ミジン切りにした状態のSSDにプチフリバスター(キャッシュメモリに4GBを指定)かけたのが左側のスコア。そして、右側が「MyDefragブースター」を掛けた後のスコアだ。
    リードの速度が、高速化していないのはCrystalDiskMark3で指定しているデータサイズが小さいからキャシュの効果が出ないためである。


    4.ガベージコレクション(Garbage Collection)略してGCの効果確認

     ガベージコレクション(Garbage Collection)略してGCという機能がある。SSD内部デフラグメント(分断化)が発生すると内部で空き領域を再配置して速度劣化を改善する機能である。
     筆者は長い事この機能の存在を疑っていた。机上の空論で実効はないのではないかと思っていた。今回、偶然、GCの機能を確認できた。


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     どうもこれまで見てきた限り、GCがかかる引き金は電源の再起動、あるいは通電開始のようである。上の図、初期値は例外的に本テスト開始時の物を入れている。厳密にはこのテストでは5G,5G,5G,105GBと分割した中の105GBに行った。15GBほどことなる。あくまでみなしデータとして見て欲しい。

     さて、上段右側はスペースデデフラグでSSD内部をミジン切りにした後の測定。
    スペースデデフラグをかけ放置。12時間後に測定した。ログよりスペースデデフラグの所要時間は3時間前後。従い9時間ほど通電したまま放置した状態からスコアを取っている。

     速度が猛烈に遅くなっているのが判る

     下段の図は、PCを再起動し5分以上経過してから測定した所。厳密には再起動して即停止、再起動して測定しを3回以上繰り返している。

     スペースデデフラグをかけ遅くなったSSDは、一度PCの電源を落とし再起動するとライトが確実に速くなる。以上より、

    ■GCはPCの起動時、あるいはSSDの通電時を引き金に実施しているように見える。
    ■リードが遅いのはNTFSの固有の問題でGCでは解決できないと思われる。


     一つのジンクスとして、最新のSSDを使用する場合、PCを再起動が考えられる。今回のテスト機はPCのスリープはOFFにしている。GCは電源の入れ直しがスイッチの一つになっていると判断できる。PCのスリープと連動しているかは判らない

    4.1. 一晩経過後のGCの効果確認
     PCを再起動し、一晩、電源を入れっぱなしにし性能の回復を測定した。
    一晩放置すると気合を入れて回復するのが判るのだが、次の2点は回復しない。

    ■リードタイムは回復しない。
    ■AS SSDのAcc.timeはリードライト共に回復しない。

     Acc.timeは512バイトのランダムアクセスタイムとのことだ。一つの大きなファイルの中の一部をランダムに512バイト単位で抜き取り読み込み、書き込みをするのか、それともディスク中に512バイトの小さなファイルを読み書きするのかどちらかだと思われる。

     結論としてNTFSのファイル管理情報の断片化を起源とする速度劣化はGCでは回復しないと推論できる。


    crucial クルーシャル M500 GCの効果
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    4.2. プチフリバスターの抑止力
     スペースデデフラグかけた後、プチフリバスターをONにして速度劣化をどこまで回避できるかを測定した。プチフリバスターのON、OFFの設定は次回、PC起動からだ。従い、GCもかかってしまう。従い厳密な比較データは出せない。
     ここではスペースデデフラグをかけた後、プチフリバスターをONにしてPCを再起動して測定した結果と一晩経過しGCで回復した結果を比較する。

    crucial クルーシャル M500 GCの効果
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     プチフリバスターのような高速化ソフトの効果はGCではあまり回復しないと言える。
    NTFSの問題だと思うがファイルリードがとにかく遅くなる。

     プチフリバスターのような高速化ソフトを入れるとライトのスコアがぐんぐん伸びるものだが余り伸びない。ディスク全体の応答が遅くなっており今ひとつなのだと思う。

     おそらくAS SSDのAcc.timeがキーだと思われる。


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     Acc.timeは512バイトのランダムアクセスとのこと。今ひとつ挙動が不明なのだが、ファイルをアクセスする時のオーバーヘッドが一番大きく、このオーバーヘッドの時間を素直に拾っているテストではないかと思われる。

     512バイトといったら量的にはどうということはない。SSD中のファイルにアクセスする時間、アクセスした後、該当するデータの位置を割り出す時間がこれだけかかっているのだと思う。

    5. 寸評
     Marvellのコントローラを採用した現行最新世代の代表的なSSDというのが総評と思う。
    おっと、忘れていた。このSSDはニュースリリースによると1ページ16Kバイトとのことだ。ページとはNANDフラッシュにアクセスする最小単位のことだ。これが16Kバイトとのこと。このSSDは16Kバイト単位でSSDに読み書きを行うことを意味する。従い、可能であればSSDのフォーマットはアロケーションサイズは16KB以上が好ましい。不整合の発生が軽減されるからだ。



     アロケーションサイズはディスクをフォーマットする時に出てくるこの画面で指定するものである。
     OSをクリーンインストールする時など検討すると良いだろう。
     次の情報を提示しておく。


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